脱毛テープがありならば、ガムテープでの脱毛もできるのではないかと一度は考えたことがある人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ガムテープで脱毛は可能なのかについて調べ、ガムテープ脱毛がダメな理由について解説しています。

ブラジリアンワックスなど、ガムテープよりも効果が高いと人気の方法についても解説しているので参考にしてください。

ガムテープ脱毛したら、毛はもう生えてこない?

毛が濃くて多い男性のヒゲやすね毛、ガムテープ脱毛では役不足

ムダ毛が濃くて気になる…。こんな風に考えていても、市販品の脱毛アイテムは恥ずかしくて購入できないと考えている男性にとって、ガムテープで脱毛できると聞けば試してみたくなる方も多いものです。

しかしガムテープでは、女性よりも毛が濃くて多い男性の脱毛には役不足だといわざるを得ません。脱毛専門のアイテムに比べて、ガムテープでは粘着力が弱いという点が大きなデメリットになってしまいます。

粘着力が高い布タイプのガムテープを使ったとしても、気になるムダ毛をすべて脱毛することは難しいのです。

自己処理で脱毛しても毛が生えてくる理由

ガムテープ脱毛でしっかりと脱毛できている、と感じられたとしても、ガムテープの脱毛など自己処理では「永久脱毛」はできません

何故なら自己処理では、本来あるムダ毛の3分の1程度しか処理できていないという事実があります。

ムダ毛以外の髪の毛など、人に生えている「毛」には「毛周期」という毛が生えてくるためのサイクルがあります。体全体の中で3分の1ずつの毛が、生える前の時期、生えるための成長期、成長が終わった退行期の3つのサイクルを繰り返しています。

つまり一度にすべての毛が生えてきているわけではないのですきれいに脱毛できたと感じても、それはすべてのムダ毛の3分の1を脱毛できているだけなのです。

結局果てしない自己処理からは解放されない

ムダ毛を2度とはやさないためにはレーザーなど毛根にダメージを与えることで、毛根自体を破壊する必要があります。しかしガムテープで抜くだけでは、毛根へダメージを与えることはできませんよね。

粘着力の弱さから、ムダ毛をきちんと抜くことも難しい場合もあります。これではカミソリなどで除毛している状態と同じようなものだともいえます。

したがって、一時的にムダ毛をなくすことはできても、それはムダ毛を根本から除去できたわけではないということになります。結局はまた生えてくるたびにガムテープで抜くこととなり、いつまでも同じことの繰り返しになってしまうのです。

痛いだけで効果なし。ガムテープ脱毛を今すぐ止めるべき理由

ガムテープ脱毛のリスク

ここまでで紹介してきたように、ガムテープ脱毛では結局のところ脱毛効果そのものも弱く、永久脱毛ができるわけではありません。

それどころかガムテープ脱毛を続けていると、肌にとっては不必要な負担を与え続けることになってしまいます。ガムテープ脱毛はガムテープの粘着力に頼って、大量の毛を引っ張ることで処理をしていきます。

しかし、ガムテープの粘着力は専用のアイテムに比べれば弱いもの。ただ皮膚や毛を引っ張って肌に刺激を与えるだけに終わってしまったり、肌の角質層を剥がしてしまうこともあります。

脱毛がかなえられないだけではなく、ただ肌を傷つけるだけという結果になる事も少なくないので、ガムテープ脱毛はおすすめできないのです。

起こりうる肌トラブルの種類

ガムテープはそもそも脱毛のために作られたものではありません。このことから、粘着力の弱さのほかにも肌に対して刺激が強すぎる、ということも考えられます。
粘着成分そのものが肌に合わない場合、しっかり洗い流さなかったなどアフターケアを怠っていれば肌トラブルの原因にもなってしまいます。

埋没毛、毛嚢炎

しっかりと脱毛できないばかりか、毛が途中でちぎれてしまった場合などは毛穴に対して不必要な負担をかけてしまうことにもなります。毛穴を傷つけてしまった場合、毛が生えてくる前にかさぶたができてしまったり、傷を治そうとする治癒力が毛穴をふさいでしまう危険性もあるのです。

こうなってしまうと、ふさがってしまった毛穴の中で毛が伸びてしまい、埋没毛ができやすくなってしまいます。また、この埋没毛ができた際に毛穴が炎症していると、毛嚢炎になってしまうこともあります。

色素沈着が起こってしまう

毛穴に不必要な負担をかけてしまい、肌トラブルが起こってしまうと、毛穴は傷つかないためにメラニンを集めて肌を守ろうとしてしまいます。また、炎症が何度も続いてしまうと、炎症自体が色素沈着の原因になってしまうのです。

一度色素沈着を起こしてしまえば、肌のターンオーバーを待ち、新しい肌が再生するまで対処の方法がありません。

ガムテープ脱毛すると濃くなるって本当?

ガムテープ脱毛のデメリットは、ムダ毛が以前よりも濃くなる可能性があるという点です。ガムテープで脱毛をしたからといって、毛穴が増えるということはありません。

しかし、無理やりムダ毛を引き抜くことで毛穴を傷つけ、毛穴を広げてしまう危険性はあるでしょう。毛穴が広がってしまえば毛の太さもより太くなってしまいますよね。

また、不必要な刺激をうけたことで、1つの毛穴から2本も3本も毛が生えてきてしまうということも考えられます。

毛穴自体が増えてムダ毛が濃くなる、ということは考えられませんが、上記のようなことが起これば、見た目的にはムダ毛が濃くなってしまったように見えることもあります。

ガムテープよりも効果は高い!お手軽で安くできる脱毛方法は?

ブラジリアンワックス

手軽にできて効果が高い、という点から見るのなら「ブラジリアンワックス」がおすすめになります。

粘着力で持って毛を抜く、という点から見ればガムテープ脱毛とあまり違いが見いだせないかもしれません。しかし、ブラジリアンワックスは脱毛のために作られたアイテムなので、ガムテープとは比べ物にならないくらいしっかりとムダ毛を処理することができます。

また、脱毛のために作られているものなので、肌に対するケア成分を含んでいるものも多くなります。肌をいたわりながら根元からしっかりと毛を抜くことができる、と考えればブラジリアンワックスの良さがわかりますね。

家庭用脱毛器

代表的なところで言えば「ケノン」などが挙げられます。サロン脱毛などと同じように、自宅で「光脱毛」を行うことができるアイテムになります。

ガムテープやブラジリアンワックスのように、ムダ毛を無理やり引き抜くという方法ではないので、安全かつ、より効果の高い脱毛効果を期待することができます。

毛根に光の熱エネルギーでダメージを与える、というサロン脱毛を同じ方法になるので、ムダ毛の再生力を抑える効果も期待できるのです。

ただし、家庭用であるだけに光の出力はサロンで使える機会よりも抑えられています。背中やIOラインなど、見えにくい場所の処理が少し難しい点が、デメリットといえますね。

サロン脱毛

きちんときれいにムダ毛の処理をしたい。背中やIOラインなど見えにくいところもきれいにしたい。このように考えるのなら、やはりおすすめはサロン脱毛になります。

サロンで行われる光脱毛は、クリニックで行われる医療脱毛に比べて痛みが少ない点が大きな特徴です。ガムテープやブラジリアンワックスの痛みに耐えられるのならば、サロン脱毛の痛みは十分に耐えられるレベルです。

自分でするには難しい部位もきれいにでき、痛みは同じ程度、もしくはサロン脱毛の方が痛みを感じないかもしれません。ムダ毛の処理を根本から行いたいと考えるのならば、サロン脱毛が一番です。

ミュゼプラチナム

できるだけ費用をかけずに脱毛をしたいと考える方には、「ミュゼプラチナム」がおすすめ。

部位ごとの脱毛ならば1,000円以下で受けることができる、なんてキャンペーンもあるので、安価に脱毛をすることができますよ。

まとめ

今回はガムテープ脱毛の危険性などについてご紹介してきました。ごく身近なアイテムではありますが、ガムテープでの脱毛には肌に負担をかけるばかりです。

ガムテープでは粘着力が弱すぎる
ムダ毛の除去力が低くいのに、肌を傷つける
ガムテープ脱毛を続けるとかえって毛が濃くなる危険性も
ガムテープ脱毛以外の手軽な脱毛を行おう

結論から言ってしまえばガムテープ脱毛は百害あって一利なしです。手軽に行える脱毛はガムテープ以外にも、ブラジリアンワックス、家庭用脱毛器、サロン脱毛など選択肢は豊富にあります。

無駄に肌を傷つけることなく、安全な脱毛方法を選んでみてください。